山を歩く楽しみとは式デザイン研究所 日誌
山行 研究
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山を歩く楽しみとは

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このページでは研究員の山行の楽しみ方について晒してみます。

山に行ったことがない方には、山の楽しみ方について想像を膨らませる手助けになれば幸いです。

自身を「山歩く人」と定義するわけ

研究員は「山歩く人」を自称しています。「登山家」「登山者」とは言っていません。

山に登るのではなく、山を歩くこと全般を趣味としています。その過程に山に登る必要があれば登っているにすぎません。

「登山」というと必ず登頂しなければならない感じであり、さらに高い山や難易度の高い登山に移行していかなければならないようなストイックな印象があります。

にわか趣味の人間にとってはそのような堅苦しいのはどうも似合わないと思い、研究員は「山歩く人」を自称しています。もちろん山に入れば統計上は登山者として計上されることには、何の問題もありません。

あくまで個人の気持ちとしてだけとなります。

ただ実際に他人に対して説明する場合は「 山歩く人 」では通じないので、「にわかハイカー(ハイキングを行う者)」と言っています。

そもそも「登山」とは

登山は山に登ることであるとされています。

ただし、登山は登山そのものを目的とし、そこに最大の喜びを見出し、自分の人生に活かしてゆくこととされ、山菜や動物を採集したり、地質調査のため等々のために山に入ってそこを登ることは登山自体を目的としておらず、登山とは言えないとされています。

alpinism(アルピニズム) は広義には登山全体を意味しますが、特に近代登山(近代的なスポーツ登山)とその思想とされています。

18世紀後半を始まりとする近代登山は、山に登ること自体に喜びを見出し、登山が精神や肉体に与えるものを重視し、人生のうるおいとすることを目的とするという点までなら合意できるのですが。

アルピニズムはまた、登山の知識と技術を総合的に養い、全人格的に山に対していこうとする思想でもある、とされている部分は敷居が高く感じます。

登るという行為以外に目的がない点で近代登山はスポーツの一種であり、この点において宗教的な登山や戦争、狩猟、測量、研究などのための登山と異なっています。

前述のとおり「にわかハイカー」には アルピニズムは崇高すぎる考え方です。

研究員の山の楽しみ方

景色

山に最大の楽しみといえば、素晴らしい景色をおいて他にないと考えています。

YouTubeなどで世界各地の絶景が手元の画面で簡単に見れてしまう今日ではありますが、実際に現地で目にする光景を超えることはほとんどありません。

現地に行って天候が悪い可能性もあり、効率的ではないかもしれませんが、カメラのイメージセンサーのダイナミックレンジやフレームは数値的には人間を超えるかもしれませんが、それも人工のフレームの限界の内だけであり、人間の五感に訴える情報としては不自然です。

何より自身で歩いて見に行くという能動的な投資の選択が、より景色を見た時の価値を引き上げてくれます。

非日常

山はとにかく非日常です。

そもそも便利な都会生活に慣れきってしまった現代人にとって、様々なこと・物が未整備の山は全てが不便で新鮮です。そして、人里に戻った時その便利さに感謝するものです。

また、山では「山に入る」という意識で入山する方々ばかりなので、共通のコミュニケーション方法が確立されているので、なぜか人通りが多い駅前よりはるかに人口密度の低い山域の方が他人と言葉を交わすことが多いです。

山アイテムの購入

山に行き始めると楽しくなるのが山行アイテムの購入が楽しくなります。

靴から始まり、ザック、レインウェア、水筒などなど、山行アイテムを全部そろえると山行に行く山域や季節・登山スタイルにもよりますが、かなりの点数にのぼります。

より快適にや、より軽量に、お洒落にと目的は様々ですが、ついつい安くもないアウトドア用品を買ってしまいます。

アウトドア用品は毎シーズン毎シーズン技術的なバージョンアップしていくので、ついつい必要ではないものも購入してしまいます。

温泉

歩いている途中に入ることができる時もありますし、下山して山域の近くで入ることもあります。

山に入ると3日間お風呂にに入らないということも普通ですので、お湯を被れるだけでかなり嬉しいのですが、温泉となれば湯に含まれる鉱物で副次的な効果も期待でき、疲れをとるのに最適です。

研究員はアルコールは嗜みませんが、温泉上がりコーラは止められない楽しみとなっています。

ご飯

研究員は山の中では食べるものに頓着せず、ほとんど行動食で済ませています。

クッカーとバーナーを持っていけば暖かいご飯を作ることもできるのですが、研究員は軽量化を優先してクッカー等を持っていきません。

ただ、山を下りるとそこにはご当地グルメが広がっていることが多いので、そう豪華なものではないですが、ご当地グルメを楽しむことがよくあります。

また、山では疲れているからか、山小屋のご飯や山から下りて最初のご飯が不思議なくらいおいしく感じます。

写真撮影

レンズを対象物に向けることで、これまで意識しなかった山の景色や様子に意識を向けることができ、山行の視野を広げてくれます。

山で撮影した写真を下山後に自宅で現像したり、確認したり、整理したりするのも楽しい時間となっています。

現地では現地に行かないと気が付かないことも多いのですが、自身が撮影した写真でないと気が付かないこともまた多くあります。

写真を見ながら、次は別のアングルから撮ってみようとか、別の時間帯に取ってみようなど、同じ山域に行くときも、目標などを新たにして山に行くことができます。

それぞれの楽しみ方

以上が、研究員の主な山の楽しみ方でした。

本格的な山ではなくとも、遊歩道やハイキングコースくらいから始めて、野外での活動にな慣れてくると、歩くだけではない楽しみ方が自然と見つかっていくと思います。

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ABOUT ME
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式デザイン研究所
平地では好山病に苦しめられ、高地では高山病に苦しめられる高所恐怖症の山歩く人。 登山初心者として身の丈に合った山を歩きながら、時折写真を撮影。 地方出身の生粋の田舎者・芸術系学部卒・主に工場勤務(バックオフィス含む)。 大学卒業後は、北関東から九州北部の工場勤務を転々としながら、休みの日に山を歩くことで精神的なバランスを維持している典型的な仕事できない勤め人。薄給にもかかわらず物欲に支配され、資本主義の罠だと理解しつつも抜け出せない悲しい現代人。
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